初心を忘れずに

2024
05/10
田村孝太

皆様初めまして。

株式会社FOREST WORKERの現場責任者をさせて頂いている田村孝太と申します。
実は社長の弟です。

この度、ブログを書かせて頂くことになりました。
ブログを書くと言っても何から書けば良いか全く思い浮かばないので、とりあえず自己紹介から始めさせて貰います。
私がこの世界に飛び込み林業を始めたのは5年前の12月1日の事でした。
きっかけは社長である兄の「一緒に林業やらんか?」と言う一言からでした。

その当時、私は33歳で介護の専門学校卒業後、前職(介護職)しか知らず林業などやった事も見た事もどんな事するかも分からないど素人でした。
そんなど素人の私が林業をやってみようと思った理由は、当時の先輩方と話をする中で、未来の事を笑顔で話が出来たことでした。
それが決め手で思い切って前の会社を辞め、林業の世界に飛び込みました。
飛び込んだその先には希望があり、やりがいがあり、体力的には辛いですが楽しい毎日がありました。

右も左も分からない中、初めて入った現場の事は今でもはっきりと覚えています。
作業は保育間伐、チェーンソーを握るのはチェーンソー講習以外で初めて。
先輩方が次々と作業を進めている中、てんとう虫の様に上にしか進めない自分。

上手く木が倒せない為、無駄な上下運動ばかりで山の頂上に着いた時には心は前に進もうとしているのに身体が全く着いて来ず、歩くのもままならない産まれたての子鹿の様な状態でした。
圧倒的な技術と体力不足で、気合いでどうこうなるような問題ではなく、本当に下山するのを諦めようかと思ったほど足が動きませんでした。

先に下山して行く先輩方。
山の頂上に取り残され足が動かない自分。
この時の事は一生忘れないと思います。

しかしどんなに辛くてもそれは全部自分が決めた道。

とにかく我武者羅(がむしゃら)に先輩方に着いて行くことだけを考え、日々を過ごし今に至ります。
今では責任者なんて大層なものをやらせて貰っていますが、今でも当時の先輩方の背中を追いかけ、いつか追いつけるよう日々頑張っていきます。
まだまだ色んな事があり、語りだしたら長くなりそうなので、この辺りで終わりたいと思います。

森と林

木の事や山の事を何も話が出来ていないと思ったのでとりあえず今回は【森】と【林】の違いについて物凄く簡単に話をさせて頂きたいと思います。

【森】とは何か?
【林】とは何か?
その違いについて考えた事がありますか?
意外にその違いについて人に説明するのは難しいと思います。

簡単に言うと、
【森】の語源は盛りで、盛り上がった土地に自然に生えた木々の集まりの事をいいます。

(右写真:自然林の様子)

一方【林】は生やしが語源で、人の手で生やした木々の集まりの事をいいます。

(左写真:人工林の様子)



つまり【森】とは自然に生えている木々の集まりの事。
【林】とは人の手が加わった木々の集まりの事。

天然か人工か、と言う事が分かりやすい【森】と【林】の違いとなります。

本当はもっと色々違いなんかがあるのですが、説明したらものすごく長くなるので興味がある方は調べて見てください。

とりあえず今回はこの辺で終わりたいと思います。
これからどうぞよろしくお願いします。

ではまた。
孝太でした。