お寿司を守る森づくり

2024
05/10
辻 聡士

将来を見据える林業マン

こんにちは。辻です。
皆様、お刺身やお寿司は好きですか?

私はもちろん大好きです!

知ってますか?

このまま地球温暖化が進み、海水温上昇に拍車がかかり、海藻が枯れる海の砂漠化が進んでしまうと

近い将来寿司ネタが獲れなくなるかもしれません、、、。

30年後

サケ、イクラ、シャコ、イカナゴ

60年後

ホタテ、ウニ、アワビ

80年後

ヒラメ、マダイ、ズワイガニ、

↑この子たちが日本近海で獲れなくなると言われています

嫌だ!

おじいちゃんになっても大好きなお寿司を食べたい!!

そこでヒーローの登場です!

環境共存型林業を目指すマンです!

魚を守る ”森と水”

森林は二酸化炭素を吸収し、生きものに住処や栄養を与えるだけでなく、海の砂漠化から守り、お寿司も守れるのです。

しかし、日本の沿岸にはさまざまな海藻が繁殖していたのですが、昭和30年代あたりから海藻が枯れていく、「磯焼け」が拡大しています。

主な原因は、水温上昇や山から川、海へ流入した土砂が海藻に付着して光合成ができなくなり藻場が枯れていきます。

海藻は主に貝のエサだけでなく、魚介類の産卵場所や隠れ家にもなるので、砂漠化すると魚や貝類も激減します。

砂漠化は各地で起こっていましたが、中でも顕著なのが北海道の日本海側です。しかし、その中でも海藻が生えている場所がありました。河口付近です。その上流には落葉樹の森があり、フルボ酸などの腐植物質が川を通じて運ばれていたのです。

森林の腐植土で作られたフルボ酸鉄やフミン酸鉄が、川の流れに乗って海へ運ばれる。

そして、海藻を元気にして藻場を作り、魚を守り、海を守るのです。

つまりお寿司を守っているのです。

山からの土砂流出を防ぐため、山に負担の少ない細い道を多網に入れて砂防ダムの機能を持たせた作業道を作り、腐葉土から染み出た栄養たっぷりの水を海に届けるため落葉樹の植林や、人工林の下層植生を多様にする為に適度に間伐を行い腐葉土でふかふかな森林を作り、たっぷりフルボ酸鉄、フミン酸鉄を供給できる海を守る山づくり、森づくりをしていきたいと林業の世界に飛び込んだ辻でした。

お寿司を守る為に応援よろしくお願い致します。

以上、辻でした!