春の風物詩 日本国花 ” 桜 ”②

2025
04/17
田村 孝太

みなさんこんにちは。
孝太です。

引き続きブログを書かせて頂こうと思います。

前回は桜についてお話しましたが今回はもう少しだけ深掘りしていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

桜と文化

桜の花言葉は、色によって違うのをご存知ですか?「ソメイヨシノ」など一般的な桜は「優れた美」「精神の美」という花言葉を持っていますが、色によってその意味が少し変わります。

例えば、「ピンクの桜」は「心の美しさ」「優れた美徳」を意味することが多いく、逆に、「白い桜」は「純潔」「清浄」を象徴しています。
色による花言葉の違いを知ると、桜を見る時面白いと思います。

そして、桜の寿命、実は驚くほど長いです。
桜は一般的に50年から100年くらい生きると言われていますが、樹齢1000年を超える桜も存在します。
その代表格が「岐阜県の淡墨桜(うすずみざくら)」で、樹齢1000年を超えると言われています。
その巨大な桜の木は、毎年春に壮大な花を咲かせ、その美しさで訪れる人々を圧倒します。
また、桜の木は生きている限り新しい花を咲かせ続けるわけですが、最も美しい花を咲かせる年齢はおよそ20~30年くらいです。
そのため、長い年月を経ても、桜の木は何度もそのピークを迎えています。

(※写真は薄墨桜ではありません。)

ちなみにお花見の起源はちょっと変わっていると言われています。
「お花見」と聞くと、今ではお弁当を広げて楽しむイベントというイメージが強いですが、実はその起源は少し違います。
お花見の歴史を辿ると、平安時代に遡ります。
当時のお花見は、今のように宴会を開くのではなく、桜の花を見て和歌を詠んだり、茶を飲んだりする「文学的」なイベントだったそうです。

また、当時の人々は「桜の木に宿る神様に感謝する」という意味合いも込めて、桜を見ていたと言われています。
今のようなにぎやかなお花見が普及したのは、江戸時代に入ってからのことです。
お花見にも時代時代で色々な意味があり調べてみると面白いと思います。

桜と新たなスタート

桜の花が咲く時期は、多くの人にとって新しいスタートを意味します。
卒業式や入学式、就職活動のシーズンと重なるため、桜の花は「新たな一歩」の象徴としても親しまれています。
花が咲くことで、過去を振り返りつつ、新しい未来に向けて踏み出す気持ちが湧いてくるんですね。

桜の花のように、人生も瞬間的に美しく、でもどこか儚い。だからこそ、桜を見ながら「今」を大切にしたいと思うのかもしれません。

最後に、我々日本人にとって桜はただの花ではありません。
桜には人の心を動かす力があります。
見た目の美しさ、儚さ、そしてその背後にある深い文化や意味を知ることで、桜をもっと愛おしく感じることができるのではないかと思います。

来年の春は、桜の花をただ見るだけでなく、その知識や雑学を持って、お花見をもっと楽しんで貰えたらと思います。きっと、桜の魅力が一層深まることだと思います。

今回は春ということで日本人の愛する桜について長々と書かせて頂きました。
ではまた。

孝太でした。