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HIBA RINGs

林業6次化

森とつながる、トレーサビリティプロダクト

ヒバリングスは、広島県庄原から始まった、森の未来をつくるプロジェクトです。

森や山林は地球にとって大切な資源です。森を守り、育てることはこの先、人が生きていくための命題。今の日本だけではなく、世界的に見ても課題がたくさんあります。計画的に森を育てるためには、ただ森林を伐採するのではなく、間伐が必要です。
そして、間伐した材を有効に活用することで、山の価値を創造することができると考えています。

こういった現状を一般の方々にもっと身近に感じてもらえる取り組みができないかと思っていた時に、JR西日本さんが主催する『てみてプロジェクト』に参加する機会に恵まれました。そこで出会った専門家と共に、まずは広島駅で販売する商品として一般の方と接点をつくるためのプロダクトブランドを立ち上げました。

ヒバリングスの取り組みは、第18回ひろしまグッドデザイン賞 奨励賞を受賞しました。

年輪が見えるプロダクト

年輪が見えるプロダクト

木材には一つとして同じものはありません。木目の美しさ、自然の色味など、すべてが1点ものです。成長の過程で変化する年輪も魅力の一つ。
その素材自体を活かし、家に取り入れてもらえるようなプロダクトを作っています。

森から頂いた木材は建材などに使えないサイズのものはチップとなって燃料に砕かれて再利用されます。そんな個性豊かでいびつな部位も小物プロダクトとして仕上げることで存在感が残ると考えます。
出来上がるプロダクトはどれも年輪が見て取れる形です。中心よりも外円が新しい年輪です。そして間隔がいつも同じではありません。枝打ちや周囲の間伐が影響し育ちが良い年もあれば悪い年もある。
年齢が語る「庄原の地で刻んだ時代」を読み取ると故郷のことを語りかけてくれる様にみえませんか?

森との関りを育む 木材トレーサビリティ

森との関りを育む 木材トレーサビリティ

このプロダクトに使われている木材はどこからきているのか?
日常的に使われている商品が適切に管理された材料なのかどうか、森林伐採による深刻な環境問題が深刻な状況の中、ものを選ぶ際の前提として、トレーサビリティ=追跡可能な状態 は重要度が増しています。

ヒバリングスでは独自でトレーサービリティの仕組みを開発し、すべての商品にIDを付けて販売しています。

IDをWEBに入力することで、樹種や樹齢はもちろん、
いつ植えられて、どこで育ち、どんな年代を生きてきたか、誰がいつ伐採しているのか、樹木データを分かりやすく提供することで、人との接点をビジュアル化しています。

生きた時代や育った切り株の位置から「木材」をただの材料ではなく一緒に生活する存在感の高いモノに感じられる仕組みとなっています。

公式ECサイトから購入可能

公式ECサイトから購入可能

TRACEABLE WOOD PRODUCTとして、オンラインで購入可能です。

コースターやブックエンドなどの商品から樹種や樹齢を確認しながら商品を選ぶことが可能です。
定年祝いや誕生日などで年齢と同じ樹齢の商品を贈ることもできるので、記念品としてもおすすめです。
自然と共に生きる暮らしの中から、森に思いを馳せるきっかけとなれば嬉しいです。

今後もIDのついた商品や新商品をどんどん増やしていきますので、その過程もぜひ楽しんでください。

イベント出店・ワークショップ・卸売

イベント出店・ワークショップ・卸売

普段は森の中で活動している私たちも、HIBA RINGsの活動を通して一般の方々とつながれる機会を楽しみにしています。
商品を通してまずは森のことを知ってもらうきっかけ作りとして、イベント出店・ワークショップ開催・卸売り販売もしています。

年輪コースターを自分で作れるワークショップは、木をノコギリで切り、ヤスリで仕上げていく過程は大人も子どもも楽しめる内容です。
出店・卸売りなど是非お気軽にお問合せ下さい。

過去出店事例:
JR広島駅 ekie(広島市東区)
天満屋福山店(広島県福山市)
アートギャラリーミヤウチ(広島県廿日市市)
凪待ちのエチエ(広島県竹原市)

お取り扱い店:
JR広島駅 ekie(広島市東区)
多と美ストア(広島市中区)

まずは自分たちの地域から、森を守り、育て、使い、また育てる。その循環を繋ぎ、この先も1000年続く、森づくりを目指します。
今後もこのプロジェクトを通して、森を守る仕事が生業として成り立ち発展するための新しいアイデアを模索し、沢山の方とHIBA RINGsがコラボできる商品やサービス作りをしたいと考えています。

お取組などへのお問合せは是非お気軽にお問合せ下さい。

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